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ビタミンAの過剰摂取~妊婦さんの場合

■妊娠中のビタミンAはどれくらい摂取していいもの?
健康で美しいお肌を維持するのに欠かせないビタミンA。
特にビタミンAは、お肌の新陳代謝を促す成分であるため積極的に摂取したい成分です。
しかし妊娠中となると、話は別です。
妊娠中にビタミンAを過剰摂取してしまうと、お腹の中の赤ちゃんが奇形になる可能性があるのです。
特に妊娠3ヶ月までの間に1日5000IU以上のビタミンAを摂取するのは禁忌、つまりダブーだとされています。
ちょっと難しいのが"IU"という単位ですよね。
IUをmgに変換すると、およそ1,65mgとなります。
つまり妊娠3ヶ月までの間は、1日1,65mg以上のビタミンAを摂取してはいけないということになります。
妊娠中の方だけでなく、妊娠を希望されている方もこれに該当します。
身近な例を挙げると、ビタミンAが豊富に含まれている鶏のレバーは100gあたり14mgのビタミンAが含有されています。
これは完全にアウトですよね。
妊娠中は貧血になりやすいため、鉄分を摂ろうとレバーを食べる方もいらっしゃるかもしれませんが、同時にビタミンAも摂取してしまうことを忘れてはいけません。
本来は健康な体に欠かせない成分であるはずのビタミンAですが、どうして妊娠中は摂るべきではないのでしょうか。
ビタミンAには脂溶性という特徴があります。
つまり体内に入ったビタミンAは、すぐに排出されず体の中に蓄積されるという特徴があるのです。
ビタミンCなら過剰に摂取した分は体外にそのまま排出されますが、過剰に摂取したビタミンAは肝臓などに蓄積されていきます。
これを毎日のように繰り返してしまうと、ビタミンA過剰症になる恐れがあるのです
体内に蓄積されるという習性があるため、妊娠中は特に注意が必要なんですね。
ちなみにビタミンAは、意識的に摂取しなくても毎日の食事から充分摂取できている事が多いそうです。
妊娠中、必要以上にビタミンAを摂取することは絶対に辞めましょう。


■ビタミンA配合の化粧品は使ってもいいの?
ビタミンAは食品だけでなく、化粧品にも含まれている成分です。
となると、妊娠中はビタミンAが含まれた化粧品も避けるべきなのでしょうか?
この場合注目したいのが、お肌に塗ったビタミンAは100%体内に浸透するわけではないということです。
お肌に塗った化粧品が体内に浸透するのは、極めて難しいとされています。
またビタミンAはお肌の細胞で必要とされる成分ですので、体内に浸透する前にお肌の細胞で使われると想定されます。
そのため化粧品に配合されたビタミンAには、そこまで神経質になる必要はないかと思います。
ビタミンAは刺激性の強い成分ですので、もともと化粧品に多く配合できる成分ではありません。
市販されている化粧品では、お肌への刺激を考慮して0.001%〜0.01%程度の割合が一般的になっています。
従って化粧品に配合されたビタミンAからは過剰摂取のリスクが低いと言えます。
心配な場合は化粧品を使う前に、医師に相談すると安心して使用できるかと思います。